印刷用の用紙は表面が白く見えても製造工程等の影響で細かなごみなどが残り、完全には白くなっていません。こうしたごみや汚れがマークシートリーダー等の読み取り機器に反応するとそれが誤読の原因になることがあります。
このため、マークシートリーダーのマニュアル等には、誤読が起きにくくするようにするために使用する紙の平滑度や白色度等を指定している場合があります。
しかし、OCR専用として製造された印刷用紙は、製造工程でごみなどの混入を防ぐ処理を他の印刷用紙より厳密に行うため、コストがかかり高いものとなっています。マークシート用紙の制作の際にコスト抑えるために一般用紙を使用した場合、誤読が多く出てしまい、実際には使えないものとなってしまう場合もあるので注意が必要です。
この用紙による誤読の影響はお使いのスキャナによって異なります。マークシートの作成の際には、テスト読み込みを必ず行い、スキャナとの相性や用途に適した印刷用紙をお選びいただくようお勧めいたします。
なお、弊社では、コストダウンのため、OCR専用の用紙ではなく、通常使用されている上質紙で作成された用紙を使用しています。
